ポエム
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約束と契約
君の小指と私の小指を絡(から)めて。
詩(うた)を一緒にうたう。

「ゆびきりげんまん、うそついたら、はりせんぼんの−ます、ゆびきった」


時代が流れると、幼い約束は流れていく。
そして、大人の約束を学ぶ。

「約束」ではなく「契約」に変わり、
「小指」ではなく「書類」に変わる。

スーツを着て、重い鞄を抱えてビルの間を通り抜けて、
多くの人との「契約」を交わしにいく。

あぁ、私はあの頃の約束に戻りたい。
そう想うと、あの詩が頭の中で流れた。


16/03/13 11:34更新 / Aqua poem



談話室



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