ポエム
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あなたの瞼に糸を通して、わたしは安心して眠ります。
街灯にたかった悲しみは音を立てないで羽を振るわせる。分娩室に差し込んだ光が屈折してぼくの頬を焼いた。若者≠ヘかわいそうって意味。
腕も舌も部屋に置きっぱなしにしてきたよ。
君に会うために。
だから今日は帰らなくてもいいの。

夜を暗くしてしまった人へ、わたしは今夜心を買います。大丈夫なんて言わず、ただお金を受け取ってください。歴史の教科書に載っていることは全部本当なんですか?

待っているんです。鳥の大群が横切って、信号が青に変わっても渡れないから。季語を使わないと、彼はわたしが死んでも悲しんでくれないの。つま先から罪に染まっていく。

嘘は事後報告でいいから。
口実になる生が欲しい。富とか名声、でもあったら離さないくせに。

季節の変わり目にあなたに殺意を抱き、憎しみを持ってないことを誇る人は見かけ通りの人、自分の時間より責任が大事で、あるラインを越えると意味を探すのは逃げになるのに、美化する為には手段を選ばない、だって本当は美しいなんて思ってないから、目の中から高速道路が見えるのね、代わり映えのない日常でこそあなたの体に飽ないでいられる。

沈黙の重さと広さを測ってわたしたちに似合う長さを決めましょ。
それがこれからの生活の基盤になるはず。
あなたのトラウマにわたしが無関心でも、わたしを疑い続けるのにあなたが慣れてしまっても、1日は24時間、最後の数分で答えをはぐらかして寝てしまいましょ。

そうやって自己嫌悪は育ってゆくのかしら?
正しい嫌悪感の持ち方、向ける相手よりもそれが必要なのかしら?
わたしが会話を拒んでも、愛してることは認めてもらいたい。

怠惰な睡眠よ、今夜もどうか。
22/01/09 22:12更新 / Laurie Birds



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