ポエム
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朝だからって、どうなるわけでもない
永遠にやってこない朝を待ち望んで

まるで嘘をつき続ければ約束は守られると信じて

子どもたちはそれにずっと気付かず

大人たちは無関心で責任を果たす

とてもやりきれない夜が来て

10代の頃のことを何一つ思い出せないことに気付き

足し算でしか価値判断ができないから

物ばかり欲しくなる

一冊の本でもいいから読んでみろよ、と

ぼくは夢を失くした友人に言って聞かせるが

そいつにはもうそんな気力もなくて

でも、夢を抱けない人のことを妥協した人生って馬鹿にしてたんだから

その言葉がまわりまわってお前に帰ってきてんだよ

吐く息がそのまま固まってぼくが死んだ後も残り続ける

そんなイメージで、君の誕生を祝う
22/01/23 18:10更新 / Laurie Birds



談話室



■作者メッセージ
私、謝らないと。
友人のこと、勝手に詩にしたこと。
彼女は今、悩んでいるのに悩んでいないふりをするのに必死です。
脳は、きっと口にした言葉を全て覚えているのでしょうね。

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