あの日
父が死んだ日
忘れようとしても
その日が近づくと
自然に心がざわつく
何故 死を選ぶ
あれだけ道徳的な男が
追いつめられた事が
つらい事が
言えない事が
今さら言っても
何もならない
それが残された人
この国は素晴らしい
人が優しいと
訪れる人々は語る
この国の歴史の中
くすぶり続けてる
闇を知らない
急速に進む社会改革
パワハラ セクハラ
何でもかんでも何々ハラ
意識改革出来ないやから
もっともらしい風潮に
踊らされ
学ぶ事も出来ない
そんな人間達が
歴史を理解する事など
平和ぼけ日本は何処へ向う
立ち上がれ若者よ
未来へ向かって走れ
父が死んだ日 あの日
俺は 俺の人生は俺の物に
考え 動き 泣き 嘆き
その連続で疲れ果て
それでも前へ前へ向い
生きる為 死にたくなかった
生きる意味
死ぬ意味
おそらく 紙一重
つらいその時は海をじっと見てろ
つらいその時は山から下界を見ろ
己の小ささが解る