夢の中の蜃気楼に君を映す
現実じゃない見たことのない場所の
更に実体のないものに
君の形が浮かび上がる
君の世界が干渉してくる時
おどおどと後退りをしながら
近付きたいと思う
現実のいつもの交差点で
更に記憶のある夕焼け雲に包まれて
君の形がそこにある
僕の世界をもって歩み寄る時
だらだらと足を踏み出しながら
拒絶されているんだと思う
夕日に照らされて赤く染まった僕らの髪は
なにも絡み合うこともなく
なんの哲学も生まない
そうしてまた
僕はいつもの場所に還ってくる
一も最早、零もない
なんだったのか
ただ、夢の中の蜃気楼にしては鮮明に
赤い髪を靡かせて
えっ、いいの
なんて、決まりきった過程を反芻する
声が響いている
その、恐らく笑顔は逆光でよく見えなかったんだと思う
そして、そう思いたい哲学が今、生まれる
更に実体のないものに
君の形が浮かび上がる
君の世界が干渉してくる時
おどおどと後退りをしながら
近付きたいと思う
現実のいつもの交差点で
更に記憶のある夕焼け雲に包まれて
君の形がそこにある
僕の世界をもって歩み寄る時
だらだらと足を踏み出しながら
拒絶されているんだと思う
夕日に照らされて赤く染まった僕らの髪は
なにも絡み合うこともなく
なんの哲学も生まない
そうしてまた
僕はいつもの場所に還ってくる
一も最早、零もない
なんだったのか
ただ、夢の中の蜃気楼にしては鮮明に
赤い髪を靡かせて
えっ、いいの
なんて、決まりきった過程を反芻する
声が響いている
その、恐らく笑顔は逆光でよく見えなかったんだと思う
そして、そう思いたい哲学が今、生まれる