ポエム
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12月は140字超えた
140字の世界で
スーハ― ……呼吸のあとに、きみが吐いた言葉
まっしろな息に染まって、ぼくのスマホにたどりついた

冬の空に走らせたような、きみのこごえた想いが
みんなにも届くといいね、
ぼくははじめてのいいねをきみにあげた

まっしろな写真の皿に
きみの言葉が乗っかって

雪がまぶされててアスファルトは白黒

電柱にぶらさがってるきれいなツララ

音楽みたいな街で好きだよ、ラララ
いいね、きみのまち
きらきら映える白い砂
ほんときれいだ

どれだけ歩いても
どれだけいいねを押しても
きみの朝の通学路には永遠にたどりつけない

首にかけたマフラーのほうがずっと人間らしくて
壊れた冷房の部屋みたいな暗がりでひっそりと
今夜もいいねだけが降り続ける
なんだか雪みたいだね、いいね


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  いいね
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しんしんと、
日々に降り積もる
16/12/23 20:52更新 / 黒須らいちゅう



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