ポエム
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緑の光

幸福を空想しないことに
慣れる

日の落ちる前、緑の光

輝きのなかで浮かぶシャボン玉

肌寒くなってきて、手が震える

悲しみを握ったり手放したりして

誰にも聞こえないように歌をうたってる

18/10/08 03:04更新 / あいかしのみ



談話室



■作者メッセージ
もうすぐ冷たい季節になるね。
心臓だけがやけに熱く、掌に穴の空いたまま
臓器の隙間と隙間にアクマが侵入してくるから
目はぱちぱちして、四肢がかじかんだり、
ふりはらうことにばかり専念しちゃって、
まわりが見えなくなっちゃったりもするけど、
もっと寒くならないうちになにかひとつでも
きれいなものに触れられたらいいなとか。

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