真夏の残暑
燻る太陽の残照に
置き去りの夏の残り香　そっと触れ

遠ざかってゆくは蝉の声
遠く　遠く　心に描く郷里の思い出
心は　今でもあなたと共にあり続けます

今年の夏の終わりを迎えるように
夜にまぎれる虫の声
街の灯り　ぽつり　ぽつり
心の灯り　ぽつり　ぽつり

もう少し　このまま
行かないでと夏の夕暮れ
ただ寂しく　あなたを想う

■作者メッセージ
秋の気配が、ちらほらと‥‥。
読んでいただきまして、ありがとうございます。