ポエム
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ランプ通り
ポッ ポッ ポッ

夜になると ほおずきが橙色(だいだいいろ)の光放ち
夜空には たくさんの星々のきらめき

ポッ ポッ ポッ

今日も元気にランプ係りのおじいさん
みんなの足元が転ばぬようにと
ほおずきの中に光を灯していくんです

ポッ ポッ ポッ

誰にもできる お仕事
でも 誰にもできない お仕事
今日も ランプ係りのおじいさんは
心をこめて ほおずきに光を灯していくんです

君が道に迷った時は
ほおずきを持っていてね

きっと 君のもとにもランプ係りのおじいさんが行くから
君のほおずきに光を灯すからね
暗い夜道も これなら大丈夫

ポッ ポッ ポッ

今日も元気にランプ係りのおじいさん
みんなの為に ほおずきの中へ
優しい気持ちをこめて光を灯しているんです
20/12/01 01:32更新 / 三坂 由伎



談話室



■作者メッセージ
少し間が空いてしまいまして、いつの間にか12月に‥‥。
冬の詩は、いくつかあるのですが体感温度的にはまだ寒さ本番には遠かったので、今回の詩は童話ちっくなものにしてみました。
冬の夕暮れ時の雰囲気を思い描きつつ書いてみました。少しでも、心が暖かい気持ちになって頂けましたら嬉しいです。
読んで頂きまして、ありがとうございます。

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