繋がっている
友人と電車に乗った
何の気なしに、窓から外の景色を見た
夕陽に照らされる建築群
落書きのように入り乱れた道路
それを縫うように走る車
レジ袋を手に歩く人
仄かに煌く街灯
通り過ぎる景色を見ている内に
ふと、形容し難い疑問が頭をよぎる
私が住んでいる街にも存在する
ありふれた、普遍的なものに過ぎないのに
胸中に残る、この感覚は何だろう
コリっとした、しこりのような
更に幾駅を通り過ぎ、ハッと気付く
普段忘れがちな、人間生活のスケール感
同じ「日本」という国に住んでいながらも
私とは何の関りもない、隔絶された世界の人々
けれども、深い部分で、彼らと繋がっているという事実
普段ならありふれた景色として流れ去るそれが
ふと、私の中を掠め去ったのだろう
当たり前の事かもしれないが
目的駅が近付き、ホームが見える
そこには電車を待っている人々がいる
彼らにも生活があり、人生があるのだろう
私たちはみんな、繋がっているのだから
いつか、邂逅の時があるのかもしれない
何の気なしに、窓から外の景色を見た
夕陽に照らされる建築群
落書きのように入り乱れた道路
それを縫うように走る車
レジ袋を手に歩く人
仄かに煌く街灯
通り過ぎる景色を見ている内に
ふと、形容し難い疑問が頭をよぎる
私が住んでいる街にも存在する
ありふれた、普遍的なものに過ぎないのに
胸中に残る、この感覚は何だろう
コリっとした、しこりのような
更に幾駅を通り過ぎ、ハッと気付く
普段忘れがちな、人間生活のスケール感
同じ「日本」という国に住んでいながらも
私とは何の関りもない、隔絶された世界の人々
けれども、深い部分で、彼らと繋がっているという事実
普段ならありふれた景色として流れ去るそれが
ふと、私の中を掠め去ったのだろう
当たり前の事かもしれないが
目的駅が近付き、ホームが見える
そこには電車を待っている人々がいる
彼らにも生活があり、人生があるのだろう
私たちはみんな、繋がっているのだから
いつか、邂逅の時があるのかもしれない