温もり
僕は、満員電車が好きだ
見ず知らずの他人に
体を預けて
僕は目を瞑って
人に揉まれて
人の温もりを感じて
揺籠の中にいるような
そんな気配すら感じてしまう
電車から降りる時
僕は少し寂しくなる
どうせなら
終点まで連れて行って欲しい
僕をぎゅうぎゅう詰めにしたまま
時が流れて欲しい
だって外は
全てが空虚で
抜け殻同然
形骸化したもの。
すべての人との狭間には
明らかな溝がある
触れ難く
渡り難い
生命線の体をしながら
それは拒絶の意思かも知れない
そんな関係こそ
僕は触れたくない
だから僕は
心の関係なんて取り払って
体の密着
名前も立場も知らない
超他人との密着が
心地よく思ってしまう
この思いは
気持ち悪いのだろうか
見ず知らずの他人に
体を預けて
僕は目を瞑って
人に揉まれて
人の温もりを感じて
揺籠の中にいるような
そんな気配すら感じてしまう
電車から降りる時
僕は少し寂しくなる
どうせなら
終点まで連れて行って欲しい
僕をぎゅうぎゅう詰めにしたまま
時が流れて欲しい
だって外は
全てが空虚で
抜け殻同然
形骸化したもの。
すべての人との狭間には
明らかな溝がある
触れ難く
渡り難い
生命線の体をしながら
それは拒絶の意思かも知れない
そんな関係こそ
僕は触れたくない
だから僕は
心の関係なんて取り払って
体の密着
名前も立場も知らない
超他人との密着が
心地よく思ってしまう
この思いは
気持ち悪いのだろうか
25/11/29 12:08更新 / 細言