減点
目を覚ましても
世界は変わらず息づいている
私のことなど気にも留めず
私の辛さなどつゆも知らず
チョークの叩く音
ページをぺらりと捲る紙の音
幾何学模様の文字たちが
私の頭に侵入する
途端に頭が重くなる
瞼が重力を意識し
ペンを握る指は
指揮を失い迷子になる
気付けば夢境
そこには勉学など存在し得ず
ただ浮遊した私だけが積み重なる
無色無臭の風景が
脳に張り付くように
阻害する
ぼやけた輪郭が
私の居場所で、
ぐらりとした重怠さを背に感じ
頭を上げても
景色は変わらず殺風景
私はなんの故
紙とペンを持ち
写経のような
修行のような
希薄した勉学を
考えるだけ無駄なのだから
寝てしまっても
仕方がないだろう
世界は変わらず息づいている
私のことなど気にも留めず
私の辛さなどつゆも知らず
チョークの叩く音
ページをぺらりと捲る紙の音
幾何学模様の文字たちが
私の頭に侵入する
途端に頭が重くなる
瞼が重力を意識し
ペンを握る指は
指揮を失い迷子になる
気付けば夢境
そこには勉学など存在し得ず
ただ浮遊した私だけが積み重なる
無色無臭の風景が
脳に張り付くように
阻害する
ぼやけた輪郭が
私の居場所で、
ぐらりとした重怠さを背に感じ
頭を上げても
景色は変わらず殺風景
私はなんの故
紙とペンを持ち
写経のような
修行のような
希薄した勉学を
考えるだけ無駄なのだから
寝てしまっても
仕方がないだろう
25/09/09 17:51更新 / 細言