浜辺にて ―訪れ
そして夜
ルージンは眠る
時は休んでいる
寝そびれて
よこたわれば
私も海だろうか
私を形づくる
無数の小さな海たち
よこたわり 目をつぶれば
それぞれの時の記憶をたどり
あたたかに
細胞の壁もとけてゆき
私の海にうかぶ
大陸の残影
そのはるか向こう
私たちの招く手に
かすかな地殻の変動とともに
こたえる いのちのきざし
波が少しずつ運ぶ
私たちにつながる
時のひろがりのなかを
それは
歩いてやってくる
ルージンは眠る
時は休んでいる
寝そびれて
よこたわれば
私も海だろうか
私を形づくる
無数の小さな海たち
よこたわり 目をつぶれば
それぞれの時の記憶をたどり
あたたかに
細胞の壁もとけてゆき
私の海にうかぶ
大陸の残影
そのはるか向こう
私たちの招く手に
かすかな地殻の変動とともに
こたえる いのちのきざし
波が少しずつ運ぶ
私たちにつながる
時のひろがりのなかを
それは
歩いてやってくる