ポエム
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枯れ果てた大地に雨が降る
ぶ厚い曇からいつかの遺品が滴となり
ひと粒、またひと粒と

あの日の喜び
あの日の悲しみ
あの日のプライド
あの日のすれ違い
あの日の醜態

あの日は先月になり
先々月になり
いつしか遠い過去になった

私は雨の価値を知っている
いずれ止む事も知っている
それが何を意味するのかも知っているつもりだ

それでも雨は降り続け
私はまだ止んで欲しくないと願っている


24/06/11 01:17更新 / 皐月太郎



談話室



■作者メッセージ
失恋の詩です
忘れたい、忘れたくない、忘れられたくない葛藤をイメージしました

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