そこにある
道端に一輪の白い花が咲いている。
雨風に負けず健気に咲く白い花。などとお決まりの常套句で着飾りたかったが、この白い花、健気というよりかは威風堂々とそこに咲いていた。
臆することも、怯むこともなく、どこにでも咲いているような名も知らぬ小さき白い花が、己が内に秘めたる熱き純白の生命をあらんばかりに光煌めかせ、広大無辺の大空と大地を一片の陰りなく燦然と照らすかの如く、花開かせていた。
傍目から見ればちっぽけな存在かもしれない白い花。でも語っている。叫んでいる。誰が否定しようとも自分はこの大いなる世界の一部分だと。
風にユラユラ揺られながら、ここに白い花は在る。世界の一部分として、世界を支える偉大なひとつの生命として、威風堂々と。
雨風に負けず健気に咲く白い花。などとお決まりの常套句で着飾りたかったが、この白い花、健気というよりかは威風堂々とそこに咲いていた。
臆することも、怯むこともなく、どこにでも咲いているような名も知らぬ小さき白い花が、己が内に秘めたる熱き純白の生命をあらんばかりに光煌めかせ、広大無辺の大空と大地を一片の陰りなく燦然と照らすかの如く、花開かせていた。
傍目から見ればちっぽけな存在かもしれない白い花。でも語っている。叫んでいる。誰が否定しようとも自分はこの大いなる世界の一部分だと。
風にユラユラ揺られながら、ここに白い花は在る。世界の一部分として、世界を支える偉大なひとつの生命として、威風堂々と。