ポエム
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日の出
午前5時 丑三つ時を過ぎ、幽霊も寝静まる頃


彼の心はようやく雲透きを始める


さっきまで抱えていた未来への不安は日の出
の灯りに照らされ透過しつつある


怖いものはない


彼は雨上がりにかかる虹のような、腫れぼったい目をした顔で笑った


この笑顔も明日の夕方には哀愁を漂わせているのだろうか


彼が心から笑える日を待っている
17/06/19 00:43更新 / 佐川



談話室



■作者メッセージ
昔書いた詩です。今読むとすごく拙くて恥ずかしいんですが、それもまたその頃を思い出していいかな、と思い載っけました。

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