ポエム
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番の鳥へ
番の鳥が風を切っていた

ボンヤリと地に着く身体が

墜ちてしまえと願って止まない

なんて美しい舞いだろう

なんて羨ましい舞いだろう

目を焼く光の中で交じり逢う

日陰に伏せる心が許せない

風は私の身体をすり抜けるだけだ

羨ましいなぁ番の鳥達

なんで私には羽が無いんだろう
21/11/20 04:34更新 /



談話室



■作者メッセージ
日陰で水が飲める幸福を羨みの前に霞ませる
理想ばっかり追ってるから、そんな幸福を取り零すんだよ

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