番の鳥へ
番の鳥が風を切っていた
ボンヤリと地に着く身体が
墜ちてしまえと願って止まない
なんて美しい舞いだろう
なんて羨ましい舞いだろう
目を焼く光の中で交じり逢う
日陰に伏せる心が許せない
風は私の身体をすり抜けるだけだ
羨ましいなぁ番の鳥達
なんで私には羽が無いんだろう
ボンヤリと地に着く身体が
墜ちてしまえと願って止まない
なんて美しい舞いだろう
なんて羨ましい舞いだろう
目を焼く光の中で交じり逢う
日陰に伏せる心が許せない
風は私の身体をすり抜けるだけだ
羨ましいなぁ番の鳥達
なんで私には羽が無いんだろう