ポエム
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虚しい言葉
疑問もなく紡いでいた言葉があった

今は口にするのも憚られる言葉になった

臆病に成ってしまったモノさ

それとも最初からこうだったのか

立つ場所が変わってしまったからなのか

どれだけ考えたって分かりもしないさ

自分の言葉を誰かに預けたって

正しさも間違いも約束されやしない

どんな表情で紡いでいたかな

軽い心で吐き出していた訳じゃない

無念に変わりつつある私の中から

大切にしていた言葉達が死んでいく

それとも私が殺してしまってるだけか

贈る相手を失った心というのは

こんなにも虚しい言葉しか生まないのか

なんて風に気障ったらしい私は

今も昔も無表情のままなのさ

語りたがりはいつも耳を塞いでる
21/11/12 05:43更新 /



談話室



■作者メッセージ
語る人と聞く人の心が丁度良く混ざる
そんな場にこそ価値のある会話が生まれる

独り言を決して会話とは言わないように

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