涙氷
寒さに身が震える 其処に冬を覚える
刹那の様な紅を仕舞い 秋終い
一瞬の笑みを浮かべ 悲しみに涙が流れる
遠い熱に身を焚べながら 僅かでも燻れと祈り
厳寒と冬の果て 温む春を毛嫌い
頬に張る薄氷を拭わず 川に成れと願う
身勝手に暴れる 心の矛盾が愛惜しい
刹那の様な紅を仕舞い 秋終い
一瞬の笑みを浮かべ 悲しみに涙が流れる
遠い熱に身を焚べながら 僅かでも燻れと祈り
厳寒と冬の果て 温む春を毛嫌い
頬に張る薄氷を拭わず 川に成れと願う
身勝手に暴れる 心の矛盾が愛惜しい
21/11/03 03:39更新 / 幸