ポエム
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終り宿り
終わると分かった時にこそ溢れる言葉がある

けれど それに名前を求めはしないのさ

感慨とか寂寞とか 取って付けた様に袖を引くより

時に重なってきた刹那の言葉達へ ただ優しく

お疲れ様 と おやすみ と ありがとさん と

子守唄を溢して あやして 寝かし付けるのさ

いずれ消えてしまう そこに何も残りはしない

惜しみ 終わりが宿る一つ一つ 正しく命そのもの
21/05/06 21:35更新 /



談話室



■作者メッセージ
命の終わりは生の字引

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