ポエム
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緩やかな隙間風
距離が空いても少しだと思っていた

それが私の怠惰を思い知らせた

こんなにも離れていただろうかと

どんな言葉も空を切るように感じる

隙間風が強く吹くほど嬉しかった

それだけ貴女との距離が近いと証せた

だからこんなにも緩やかになった時間が

私の身も心も凍えさせていく

柔らかな温かさに鳥肌がゾッと立つ

こんなにも遠く離れてしまったんだと
21/10/29 19:48更新 /



談話室



■作者メッセージ
隙間が狭いほど風は強く吹き抜ける
その冷たさが、私にとっての愛だった

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