ポエム
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虚舞い
夢現かな?

何処へ舞うかな

何処を香らせるかな

過去の自分を前にして

少しずつ冷ましたのなら

私の知らない姿になるとさ

夢幻かな?

徐々に擦り切れるのなら

其処を舞えよ

其処を香らせろよ

虚無感の奥まで覗いて

そんな貴女へ魅せられたんだ

息場の無い逝き場を捜す

そんな御供へ成ろうかい?

夢虚の漂いだなぁ貴女

阿漕なモノなのさ

幸というのは

疎ましいモノなのさ

それを冠するというのは

忌避染みた無に沈んで

月夜に溜め息吐くモノかい

口に溜まるから孤独だろう?

だからその足元に

煙の殻が増えるんだろうよ

悪くないと私は言うだろうけど

戸惑い顔と絞まる首と

煙の口移しは善いモノだった

なぁ暮れに舞う香り
21/10/03 00:39更新 /



談話室



■作者メッセージ
昔書いてた世界観が今はもう浮かばない
老けたくないもんだよまったく

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