ポエム
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煙草の煙
募らせてきた憎悪を殺す時

とうの昔に忘れられてる暴力を思い出す

煙草の火で肌を焼いてでも呑み込んで

消えない傷に激情を隠してきた

赤らむそれが否が応にも痛み出す時

心と理性が殺し合いを始めるんだ

どちらが死のうと知った事かよ

どのみち誰にも見えやしない争いさ

平和とは違う二本指の間から立ち昇る

私を裏切らなかった唯一の激痛と

今日も深く何回もキスを交わすのさ
22/03/11 03:59更新 /



談話室



■作者メッセージ
やがて肺が死んでもいいさ
これだけは私を裏切らないから

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