ポエム
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かげろう
深々と緑彩む中で

冷たい水に足を浮かばせながら

終わりの細鳴きをふと想う

遠くカナカナと響く薄命

血を流す様な彼岸の彩りを

日々薄れていく私の影

有終の美と共に在るのか

細くとも遠く泣く

徐々に聞こえなくなりながら

それでも抱き締めたい

彼岸の花へと手を伸ばして

私を想い出してくれないか...と
21/07/24 02:53更新 /



談話室



■作者メッセージ
終わったんだと認めるのは愛深さゆえ
けれども、図々しく女々しい心で
残り続けたいと想うのも、また愛深さゆえ

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