遺品の残り香
残された靴に足を入れる
私では到底入らなかったとしても
底に貴女の温度が残っている気がした
残された人形を抱き上げる
私には愛らしく見えないとしても
底から貴女の瞳と見つめ逢える気がした
欠片を一つ知るたびに
私と貴女の世界の遠さを知っていく
骨の灰はあんまりにも軽く
全てが過去に成っていく闇を感じた
輝き目眩いそれに満たされながら
仄暗く優しい光を求めずにいられない
やがては笑う時が来るんだろう
唯一残る香りを裏切りながら
真新しい愛に飢え続けて
私の靴が貴女の足を忘れさせるんだろう
私では到底入らなかったとしても
底に貴女の温度が残っている気がした
残された人形を抱き上げる
私には愛らしく見えないとしても
底から貴女の瞳と見つめ逢える気がした
欠片を一つ知るたびに
私と貴女の世界の遠さを知っていく
骨の灰はあんまりにも軽く
全てが過去に成っていく闇を感じた
輝き目眩いそれに満たされながら
仄暗く優しい光を求めずにいられない
やがては笑う時が来るんだろう
唯一残る香りを裏切りながら
真新しい愛に飢え続けて
私の靴が貴女の足を忘れさせるんだろう