残っているモノがある

強烈に焼き付いて

深く食い込んで

そのまま一部になるような


何に魅入っていたのか

形も音も忘れたけど

確かに何かに触れてるような


譲れない心は変えられない

語るに落ちてばかり

深く固く笑顔で閉じた重い扉

見せられないモノ達

魅せたくないモノ達

隙間無く埋めた想いから

私は自分の声を響かせる

望んでいない言葉を使ってでも

どうかアナタもそうであれと

そうであればいいのにと


塞ぎ通させまいとした

暗い闇と知りながら

手招きせずにはいられない


強烈に感じる

胸にも頭にも無い

何処にも繋がっていない

それでも痛むモノを

独りで感じないで


突き刺した手をそのままに

繋がっていられたらいいと想う


それでもまだ

アナタの心が動き出さないなら

決して止まらない私の震えが

アナタの胎動を助けないかな


偽った心を無視してでも

そう想えたなら

そのまま終えれたなら

■作者メッセージ
どうしたものやら