ポエム
[TOP]
雨粒と黒猫
曇り空から雨に変わる


雨雫が弾けたり

葉に落ちる雨雫だったり

傘に当たる雨だったり

降る雨はやむことがない


僕は動くことすらできず

此処で傘もささずに立ち止まっていた


もう何時間此処にいただろう

動こうとするが行く宛などない


僕は捨て猫なのだから

薄汚れた僕を見る人等誰もいないだろう

涙と一緒に洗い流す雨が僕は好き

この雨と一緒に不安や悲しみも洗い流してくれるから


そしてどこにいても煙たがられる僕も

いつか必要とされたいんだ


それだけなんだただそれだけなんだ
16/03/14 23:27更新 / 紫陽花



談話室



■作者メッセージ
見てくださり有難うございます

TOP | 感想 | メール登録


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c