ポエム
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散歩中の妄想
ちょっと冷たい風を纏い
若者達の自転車が通り過ぎる
皆走る速度はまちまちだが
帰るべき場所へ向かっているようだ
なのに 疲れた横顔に同情するかのように
夜はどうしてこんなに暗いのか

彼らの途上を照らし出す街灯
頭をもたげ考えている
周りにある全ての光を奪い
哲学の炎にくべているようだ
そうでなければ 夜がこんなに暗いはずがない

夜 散歩をしているときだけ
今日の嫌な出来事も
少しだけ笑ってくれる
さすらう男の午前0時は
0に戻され明日が始まるのか?
「さらばmade in the pastのしがらみ」
仕方なくそう呟き 僕も家路につく
22/05/28 01:16更新 / スオシ



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