ポエム
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君の見えない暗闇で
君が死んだ
その知らせは まるでノイズのように僕を侵食する
開かれた自分の瞳が映すのは 眠るときに見る暗闇

君という僕の当然の要素が
君という僕の普通の存在が
君という僕の日常の空気が

消えたならそれは僕の知る世界ではない

君が失われて 多くの歪みが生まれる
そこら辺に散らばる君の写真に価値が生まれ
君の靴が家にあることで まるで君がいるような妄想に毒される

君が消えた
もう会えない
その現実が怖い
その事実が怖い

でも本当に怖いのは

いずれ君のことを忘れる僕自身だ


21/02/14 00:01更新 / 気ままに



談話室



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