ポエム
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機械と砂
がれきの街で無数の機械が動く
砂で溢れかえったこの道を進み続ける
鳥の鳴き声も彼らには聞こえない
曇天の空から雨が降る

もしあなたが生きてるのなら
時代に溺れないで
今日も機械に指さされた方向に皆は進む

昔は君の体も色々なパーツで出来ていた
少し不格好な格好だけど、私は好きだった
でも、いつからか
君は必死になりながらみんなと同じ部品に買い替えた

ちょっと、目を離したすきに
君は何万体の機械の群れに紛れて姿を消した
砂漠の砂粒になった君は、もう会えない

私の手も機械になり、砂になろうとしている
みんなと同じになれば、楽なのを知り始めたから

私は動くことをやめて、泣き続ける


21/01/13 23:40更新 / 気ままに



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