ポエム
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神様、お願い
夕焼け小焼けに神社に参拝
神聖な空気漂う場所で狛犬にお辞儀
手を洗おうと水場に行くと、蛙が先にいるので後ろに並ぶ
ゲコゲコ笑顔で鳴くから、負けじとゲコゲコ

狐様に参拝の許可をもらって道の端を歩く
途中で真ん中歩く神様に挨拶をして石に躓き転ぶ
三年坂じゃなくてよかったね、なんて烏が鳴いた

気を取り直して、賽銭箱の前に行く
するとまたまた蛙が先にいるので賽銭を準備して並ぶ
ゲコゲコ笑顔で鳴くから、負けじとゲコゲコ
そろそろ喉が痛い

それを察した蛙は飴玉を僕のポケットに入れる
ありがとう、と僕が言って本殿に進むと
どういたしまして、と蛙が言って家へと帰る

賽銭箱に五円玉入れて
神様に気づいてもらえるぐらいジャラジャラと大鈴鳴らす

手を二回合わせて
深くお辞儀

どうかこのような妄想が現実になりますように


20/12/04 22:03更新 / 気ままに



談話室



■作者メッセージ
妖怪も神様も、いたほうが絶対に面白いはず。

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