ポエム
[TOP]
甘いミルクの風に誘われて
甘いミルクの香り
甘党な僕を店に誘いこむ看板風
「本当に 商売上手だな」
財布を確認して 緊張しながら足を運ぶ

やはり おしゃれな店には慣れなくて
店員が来るまでの時間が長く感じる
「おひとり様ですか? お好きな席へどうぞ」
扉から離れた窓側の席へ座って 鞄は前の席に

魔導書のように 高級そうなメニュー表には
魔法のようなメニューの名前がずらり
魔法職レベル1の僕には難解すぎる

『そんな冗談を考えれるぐらい 居心地がいい』

とりあえず 当たりはずれのない
本日のおススメを店員に注文する
ほんとうは 知らないメニューを頼んでみたかったけど
まだまだ勇気が足りなくて

「おまたせしました ケーキセットです」

笑顔で帰っていく店員をしり目に
こっそりと 領収書を見て料金を確認する
そして安心して ミルクココアに口をつけた

美味しいチーズケーキにミルクココア
甘さに満たされて満足した僕は 鞄を置いた席を見つめて


明日 友達をここに誘う作戦をたてる


20/09/12 17:54更新 / 気ままに



談話室



■作者メッセージ
作戦は成功しました。友達も甘党なので、これにはニッコリ。

TOP | 感想 | メール登録


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c