ポエム
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もう星が見えない
夜の匂いが涼しくて
裸足に靴を履き、外に出る
雲がいない空を見上げて
星を探し続ける

しかし全然見つからない
子供の頃には、たくさんあったのに
子供の頃には、当たり前だったのに

この町も成長して都市になった
便利になって、夜も明るい

あるけど見えないなんて、悲しいな

昔は、見えたのに


僕は今大人になって
現実の束縛を受け入れる
帰り道に自分の将来を考えて
夢を探そうとする

しかし全然見つからい
子供の頃には、たくさんあったのに
子供の頃には、当たり前だったのに

僕も成長して大人になった
利口になって、嘘もつける

僕は、星を探している
僕は、夢を探している

光り輝いていたあの光景を見たいから
ただ、静かに夜空を見上げる

ふと、見つけた光る星
綺麗に輝く夢と星

涙流して喜んだ


あの星が死んでいることも知らずに


20/06/29 00:11更新 / 気ままに



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