花は靴を履きたい
お店に飾られた靴
ほしい ほしい と花は思う
土で汚れた足に
綺麗な靴を履いて
都会を歩きたい
頭の蜜を人間に売って
汗水流して働いて
親の反対を押し切って
ようやく靴を買えた
地面から根っこを抜いて
喜びながら、夜の街へと消えていく
水も土もない夜の街へ
ほしい ほしい と花は思う
土で汚れた足に
綺麗な靴を履いて
都会を歩きたい
頭の蜜を人間に売って
汗水流して働いて
親の反対を押し切って
ようやく靴を買えた
地面から根っこを抜いて
喜びながら、夜の街へと消えていく
水も土もない夜の街へ