カラスが鳴く頃に
君は、毎日変わらずこの道を通る
重い鞄に制服の上から着たパーカー

そして、無表情な君の顔
夕焼け越しにはっきり見えるよ

塾が嫌なら行くのをやめようよ
周りの期待がきついなら一人で生きようよ
人生しんどいなら死んだほうがいいよ

そんな役に立たない話を君にする気はない

でも、どうだろう
今日は別の道でいかないか？

あの向日葵の生えている小道とかおもしろそうだ
地面が土なのがいい味を出している

知らない道だから迷うかもしれないけど
まぁ、何とかなるさ

もし、2人で迷子になってさ
塾に遅れて、親や先生に怒られたとしても
気にする必要はない

僕たちが大人になって
その出来事を懐かしく2人で語ってさ
思い出話に花が咲き、君は嬉しそうに笑うんだ

向日葵のような笑顔で