海入門
垂乳根よ海よ全き青波よ地に幽けし心預けて
人々のいか得手不得手知るからに母の誉れにならひ見交わし
兄木々の葉をば拡げて陽の浴びるごとき波間を拉ぐ母より
姉方の獣となりて生き凌ぐかく真顔より歩み学ばむ
垂乳根よ海よ全き青波よ男女の世に際しては
合わせ身の数多の須臾に準えて全てをしかと護り進まむ
しかれども波間に柔ら漂いし仮の泡を割れる徒のあり
最愛の母ぞ持ちける慈しみ宛ててかく徒になお戒めむ
垂乳根よ海よ全き青波よ一瞬きの時を重ねて
人間に輝ける稀蓋し時御母の背なに返すべき命
価値を問いつまる所は我々の事のみならず海神の臥し
意を図る事なかりせば然る身の貴女のごとく要を酌まん
人々のいか得手不得手知るからに母の誉れにならひ見交わし
兄木々の葉をば拡げて陽の浴びるごとき波間を拉ぐ母より
姉方の獣となりて生き凌ぐかく真顔より歩み学ばむ
垂乳根よ海よ全き青波よ男女の世に際しては
合わせ身の数多の須臾に準えて全てをしかと護り進まむ
しかれども波間に柔ら漂いし仮の泡を割れる徒のあり
最愛の母ぞ持ちける慈しみ宛ててかく徒になお戒めむ
垂乳根よ海よ全き青波よ一瞬きの時を重ねて
人間に輝ける稀蓋し時御母の背なに返すべき命
価値を問いつまる所は我々の事のみならず海神の臥し
意を図る事なかりせば然る身の貴女のごとく要を酌まん