断葉学
全てに意味がなき事を, 我ら知るべしこの胸に. 全てに原理はある事を, 我ら知るべしこの末に. 涙に落ちる人あれど, 苦しみに落つ物はなし. 意味に揺蕩う人あれど, 原理に戸惑う物はなし.
命に価値は付随する. 顔に身体に人格に. 命に欲は付随する. 禁忌に不要に共有に. 初恋へ妻旅をして, 金貨の山を登り切る. 内省へいざ賽をして, いつかの夢を返り見る.
世はよくありき多要素と. 海や或いは世から知る. 日はよく去りきなみなみと. 草や木花は皮から出る. 失敗と成功の夫婦酒, 生まれた坊やの胞衣を刺し. 頽廃と清澄の身重岳, 飛び立てた鳥の尾羽を指し.
普遍の歌を綯い交ぜた, 歌詞の味晦渋舐めり. 言葉の船を編み為した, 中の広さ少女なめり. 上下左右に前中後, 言葉のこころ鏤める. 処の虚に伝言魔, 無題のそぞろ何名付ける.
命に価値は付随する. 顔に身体に人格に. 命に欲は付随する. 禁忌に不要に共有に. 初恋へ妻旅をして, 金貨の山を登り切る. 内省へいざ賽をして, いつかの夢を返り見る.
世はよくありき多要素と. 海や或いは世から知る. 日はよく去りきなみなみと. 草や木花は皮から出る. 失敗と成功の夫婦酒, 生まれた坊やの胞衣を刺し. 頽廃と清澄の身重岳, 飛び立てた鳥の尾羽を指し.
普遍の歌を綯い交ぜた, 歌詞の味晦渋舐めり. 言葉の船を編み為した, 中の広さ少女なめり. 上下左右に前中後, 言葉のこころ鏤める. 処の虚に伝言魔, 無題のそぞろ何名付ける.