川
川に沿って歩き続けた
住宅地を横断する川の流れを追った
昼になって河川敷に辿り着いた
なだらかな緑の傾斜を歩き続けた
走る自転車が鈴の音を軽やかに響かせていった
夕方になって街に辿り着いた
川は石造りの堤防の下を流れていた
辛気臭い人里に戻ってきてしまったと思った
しかし再び歩き出せば、見知らぬ街並みに夢中になった
夜になって寝床に困った
仕方がないので、道沿いの竹林を少し進んだ先で寝ることにした
湿っぽい地面に横になると、車の往来がよく見えた
道路は竹林の中を川のように横断していた
対岸の竹林は暗く先が見えなかった
朝になって港に辿り着いた
川は海と合流し、私の旅は終わりを迎えた
私は年配の釣り人と共に寝転がった
晴れ渡る空と太陽が眩しい
ウミネコの鳴く声が懐かしかった
私はゆっくりと目を閉じた
ああウミネコよ
遠い遠い、大海原へと飛んでゆけ
島一つ見えない水の大地に
私を連れて飛んでゆけ
住宅地を横断する川の流れを追った
昼になって河川敷に辿り着いた
なだらかな緑の傾斜を歩き続けた
走る自転車が鈴の音を軽やかに響かせていった
夕方になって街に辿り着いた
川は石造りの堤防の下を流れていた
辛気臭い人里に戻ってきてしまったと思った
しかし再び歩き出せば、見知らぬ街並みに夢中になった
夜になって寝床に困った
仕方がないので、道沿いの竹林を少し進んだ先で寝ることにした
湿っぽい地面に横になると、車の往来がよく見えた
道路は竹林の中を川のように横断していた
対岸の竹林は暗く先が見えなかった
朝になって港に辿り着いた
川は海と合流し、私の旅は終わりを迎えた
私は年配の釣り人と共に寝転がった
晴れ渡る空と太陽が眩しい
ウミネコの鳴く声が懐かしかった
私はゆっくりと目を閉じた
ああウミネコよ
遠い遠い、大海原へと飛んでゆけ
島一つ見えない水の大地に
私を連れて飛んでゆけ