ポエム
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馬鹿みたいに澄み渡る空
孤独と無力さが牙を剥いて噛みつくから
空を仰いで瞳を焼いた

あんなに眩しい人になれたなら 自我や体が燃え尽きたっていい
いつだって完璧な人は居ないし 聖人ってもんは大体世間からズレてるもんで
かく言う私もその星の系譜に生まれたものなのだが 心の臓をひっくり返しても慈愛なんて出てこないし

そんなことを思いながら ふと 空を眺めれば

ホワイトスモークだったり
アクアブルーだったり
スカイブルーだったりして
曇り空でさえ澄み渡って いつなんどきも綺麗に映るもんだから

飛び立てる夢と 晴れ渡る気持ちを抱くんだ
明日も頑張ろう なんて思いはしないんだけど
少なくとも帰り道ぐらいは ちゃんと歩こうかなぁと思うんだよ
19/11/02 15:29更新 / 古町



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