ポエム
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空は雨を自覚して、少しは申し訳なく思っているのだろうか。
空の欠点を込めた雨粒を見つめていた。
それでも止まないのだから、少し考え方を変えてみる。
空は雨を自覚して、世界のためにと降らしているのだろうか。
光を溜めた、美しい雨粒がこれで最後と言いながら降り落ちた。
僕は笑みを片隅に、迷わず空中走り出す。
24/06/10 13:51更新 / 雨、黎(アメレイ)



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