ポエム
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雨に風につけても 思いいづる・・・
胃もたれする程甘くて鋭い風
君の方から僕の方へ押し流す空
ここまでがボクの世界、って駄々っ子
忘れないように手に書いた
いつのまにか擦れて消えた 泣いた

母に摩られながら突っ伏す個室のトイレ
何もかもが身体から抜けて逝く
いっそ蛹になって次の僕へ
あるかも知らない次の僕へ無責任に任せて

直進 右折 直進 右折 直進 右折 直進
振り出しに戻った 時は戻らなかった
こんな日々が愛しい訳あるかよボケ

溢れそうな哀しみ全ておもりにして
ギリギリのバランスで今立っているんだ
笑って油断すると転げて
二度と立ち上がれない気がするから

甘い甘い甘いもう鋭くない風
僕の掌で蹲って君へ流れない青
これがボクだよ、って輪郭までなぞって
誰に言っているんだろうって思って
いつのまにか擦れて消えた 涙

誰も摩らない背中1つ薄暗い公園のトイレ
三角コーナーもう少し左に寄って
蛹なんか包丁で剥いちゃってよ
ポイしちゃって 守っているもの全部全部

今にも枯れそうな若さを全振りして
ハラハラのロマンスを待ち構えているんだよ
いくらでも泣くよ潤うまで
何もかもが元に戻ってくれるまで

22/11/11 19:47更新 / らりるれろ



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