「そばにいるから」、嘘
「ずっと一緒だから」、嘘つき
君は胸の穴じゃなくて
何も見ないようにと目を閉じたんだよ

みんなが幸せでいれるように
自分を感じられるように
神サマは涙を僕らにくれたけど
僕らはそれを悲しみに使い果たした　

指が触れる瞬間が来る前に　
バイバイしなきゃね

これで何百回目の「さよなら」だ
「さ」の後に「よ」がつく時点で
分かってしまって 泣いて、泣いて
「左様」なんて言うはずないから
もっと悲しくなってしまって
「またね」でも泣いてしまって
次の「はじめまして」が嫌だ、嫌だよ　

「また会えるから」、馬鹿だね
「そんな顔しないで」、能天気ね
また明日、ってさ
明日にはバイバイかもしれないのに

この雨が地球最後の雨で
そしたら僕らカラカラに乾いて
2人の今生の別れの時も
涙を流さずに済むかもね

その掴んでる手を離して
「さよなら」しないとね
目は淀んで何も見えないけど

これで何百回手を振っただろう
慣れ切ってしまっている自分を
知ってしまって 泣いて、泣いて
もう一度なんて無いんだと
そう思い込んで、言い聞かせて
「はじめまして」でも泣いてしまって
1人は嫌だ、嫌だ

別に死なないけど
ウサギじゃないんだし
あれって本当なの？
ウサギは寂し過ぎたら死ぬって話
君が教えてくれたんだよ
ホラなら容赦しないよ、そうだろ？

君に「さよなら」って言うと
二度と会えない気がして…