トラックで荷物を運んでいた
美術館の絵のように車窓が切り替わる

私は一向に変われず　誰か私を買ってよ

トラックで荷物を運んでいた
いつしか私が運ばれているような気がして

行き場のない私のせいで
止まらないトラック

皆んな時間と工場と金に買われていく
ベルトコンベアにも乗せてもらえず
私のせいでSOLD OUTの札が出ない


ああ拳銃を持ったが力が足りない


地球は私を引きずったまま回り出した
目は回ってるはずなのに吐き出せない

ゲロじゃなくて愚痴じゃなくて
あーアレなんて言うんだっけ忘れちゃった


血尿が出た
うん　清々しい朝だ
会社にいk、、？

（オニモツさん　オニモツさん　オニモツさん
ねぇ正しく覚えてよ糞野郎ども

オニモツちゃん　オニモツちゃん
ははは　分かってんだよ生きてる屍だって

オニモツオニモツオニモツオニモツオニモツ
あーあー　聞こえてますか応答セヨ）


多分私は…

「将来の夢はプリキュアになることです！」

なぁ頑張れよ
爛れ、血まみれ、止まらない自傷

開けもされず放置されたジグソーパズル
ばらっばらのままだけど


誰かのヒーローになりたかったけど
でも私は私のヒーローにしかなれないわ
オニモツさんでもいい
御荷物鬼子だ、私は


1人で立てる　だって私には
オニモツという名の重石があるから

■作者メッセージ
辟易する人もいるかもしれません。
しかし僕もオニモツさんなので、
これは書く必要があったのです