ポエム
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普通のただのヤバいやつ
気怠さを飼い慣らしてまた僕は歩き出す
そこに何かがある訳ではないけれど

コーヒーの苦さが気にならなくなった頃
少し背が伸びたように感じて

測ってみたけれど何故だか分からないけど
2センチ程縮んでた

どうでもいいし顔も知らない誰かの
引き合いに出されて残念扱いされて

僕をでっかく見せてくれるのは
空が赤い夕暮れ時に出来る影くらい

「名前を呼ばれた気がして…」
いや多分勘違い ただの自意識過剰

そう…勘違い……僕はただのヤバいやつ

何億通りの掛け合わせの中で
色めき出した当たりクジ

ねぇキミはこんなので良かったの?
ねぇキミはこんなのが良かったの?

ニュースも新聞もラジオもネットも
YouTubeも音楽も教室の騒がしさも
街中の痴話喧嘩もステージ上のセリフも

僕を痛めつけるためにあるようで
でも多分これって勘違い 自意識過剰

僕は相当ヤバいやつ……なのかな
23/10/24 07:58更新 / らりるれろ



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