ポエム
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溢れちまえ、この世の幸せよ!
猫、仔猫の首根っこ咥え歩く
青を呑み込む夕暮れの下
彼は今、喰らわずとも感じる
愛の味をその身体で知ったのです

そうして彼は言いました

「私に名前なんてものはないが、
 私はそれで満足なのである。

 何故ならばニンゲンに会う度、
 彼らが思い思いの名前をつけてくれる。

 昨日はタマだが、今日はドラゴン。

 良し悪しなんて私には分からないし、
 意味なんて一つもわからないけど、

 今日は何となくあくびをしたくなる
 ポカポカの陽気になるって信じてる。

 明日はきっと新しい私だと信じてる。」

旅人よ きっとそれは普通の事なんだろう?
夢も希望も熱に変えて歩き出すんだろう?
それならば僕も 僕も連れて行け 連れて征け

スパンコール輝く道はきっと
霰もない、けど素晴らしい明日を
見せてくれるから
魅せてくれるから


素晴らしい世界に
飛べよ!!
23/05/12 22:21更新 / らりるれろ



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