ポエム
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白しかない
ああ、
いち早く家路につきたいのに、
風が真正面から吹いてきて邪魔をする。

この世のどれほど美しい宝石、
確固たる正義、強い絆を全て集めても
到底辿り着けない
光る鍾乳洞、

いち早く前進したいのに
この雷と宇宙旋風が吹き荒れる中では
視界に白しかない、白しかない、
白しかない、白しかない、白しかない、
白しか無い、

目の前に崖が立ってる、
黒曜石で出来た白昼夢の崖。
登り詰めた先には
曽祖母が抱いたやさしい夢。

疲れ切って死ぬ前に、
ふと頭をあげると
真っ黒な星空。
快晴。
絶望と希望の境界線。
可能と不可能の境界線。
君は白く光る星の中のひとつ。

わたしは流れ星になって地球に正面衝突。
20/04/05 23:42更新 / らん



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