私にとって、
創造的な行為をするとき。

そのものの出来不出来より、
自分の気持ちや
自分の伝えたいこと
自分の思想を人に伝えられること
これが一番大切なんだとわかったよ。

音楽でも絵でも同じで、
自分の想いを満足に伝えられた作品は、
何度も見直して、何度も聴き直して、
形になった自分の想いを再確認したくなる。

ある時は、世界的・歴史的巨匠の作品よりも
自分の作品が一番の心の慰めになったりするんだ。

これは傲慢かな。
いや、完璧な傲慢ではないと信じたい。

創造を通して、
私は表に出せない自分の想いを可視化する。
この世に送りだす。

自分の想いが形になると、
自分の今まで生きてきた人生がそのまま形になったようで
生きている実感を味わえる。

自分で自分の想いを肯定できる。
形になった作品を第三者的な視点で見て、
想いを俯瞰することもできる。

人にその想いを伝えることによって、
もはや世界中と話をすることもできる。

下手なのがわかっていても、
絶望的に未熟なのがわかっていても、
私は自分自身を表現できた
作品が好きなんだ。

自分、自分とばかり話していて、嫌になってきたけど。
自分の人生を肯定するのは
きっと、今まで関わってきた全てのものや人々を肯定することになるんだ。