ポエム
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それが原風景へと変わっていく
何者かが押し付けていった、
とある風景を
心に
スタンプのように。

見たこともない
夜の暗い山。
そして煌々と輝く月の存在。

月の明るさを教えてくれたこの風景は
ハンダゴテで心に押し付けられ
しばらく消えることがないだろう

暗い森。
闇。
魔が出るか邪が出るか。
それとも妖精たちが住んでいるのか。
見ていると吸い込まれそうになる。
光の何も照らされていない、そのままの暗い木々。
その下を静かに、絶えず流れる川。

…月だ。
月だけが闇夜に煌々と輝いている。
私が知っている月からは、いとも知らない姿だった。
24/12/24 23:18更新 / らん



談話室

■作者メッセージ
サンライズ出雲より
光の何もない個室からの車窓を見た感想です。

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