いつもの緑の画面を見て
今日も考えたんだ

この世界では
夕日と朝日が混ざり合って
神の子が生まれる
体温が熱くて死にそうだ

赤い薔薇とオレンジ色の香りが
混ざり合って
情熱と恋が生まれる

そして純白の天使は
灼熱地獄に堕ちていく

外に出ると紺碧の海があり
地平線があって
その果てに
遠く誰も知らないあこがれの国がある

じぶんで木造の船を作っていつか辿り着けたら…
幸せを見つけられるらしい

ショートケーキのように
落雁のように甘い
黄色く輝く幸福があるという

人から貰った銀の船じゃダメらしい

昔々まぼろしの
セピア色の写真を眺めて
まだ見ぬ世界に思いを馳せる

そんな、深夜
暗くて狭い部屋から生み出した
どうしようもなくちっぽけで
青臭い空想