ポエム
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星が呼んでる
夜の原っぱで
空を見上げると

目の前の
星が、呼んでる
ほしが、よんでる


一緒に宇宙をふわふわ飛ぼうよって、
呼んでる
いっしょにこのほしぞらの中あそんでよって、
よんでる


皆が見たことない世界に行こうよって、
呼んでる
もうだれもくることのできない世界にいこうよって、
よんでる


雲一つない星空の
その先の先においでよって、
呼んでる
にんげんの知識をこえた
そのさきのさきにおいでよって、
よんでる


人間の感情を超えた場所に
行こうよって、
呼ばれてる
りせいとちつじょをなくしたせかいに
いこうよって、
よばれてる



地球には、だれもいない
星空には、雲ひとつない

草が、ゆれてる
風が、か細く吹いてる
ラベンダーの甘い香りが、どこからか、ただよう
月明かりがうっすら
身体を通りぬけるどこからか、すきま風

星空には、雲ひとつない…


真っ暗でさみしい
だれもいない
ところどころラベンダーの生えるこの草原で
月明かりのもと
いま、わたしは、目の前の星に呼ばれて…
21/02/06 22:05更新 / らん



談話室



■作者メッセージ
最近、いろんな詩人の詩を読んで勉強中ですが
なかなかそれを活かすのって難しいですね。
私は元々谷川俊太郎が好きで、
ここ最近は中原中也や新川和江の詩を読んでいます。
「春日狂想」を読んで衝撃を受けたところです。

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